2015年2月24日

「表現するうつわ」展、残り約1か月です。


昨年11月にスタートした「表現するうつわ―イギリス現代陶芸の精神―」展。
会期はまだまだあるな…と思っていたのですが、気づけば残り1か月ほどになりました。

ご存じの方も多いと思いますが、実はイギリスはヨーロッパの中でも陶芸大国で、一般に知られている以上に陶芸が盛んです。本展の見どころは、そのイギリスの旬な現代陶芸を観られるところ。今、日本国内でこういった機会は(おそらく)ほとんどないと思います。

鑑賞時のポイントとして… 今回、メインに紹介しているのは19名の作家で、いずれも器のかたちをした作品ですが、中身は多種多様です。その中には、純粋にかたちとして美しい器の作品もあれば、器形をしたコンセプチュアルな作品もあります。一人でも、あるいは一作品でも、「面白い!」と思えるものを見つけていただけたらと思います。

3月29日(日)まで開催中です。






もう一つ、「アーティスト・イン・レジデンス in 益子」展も3月8日(日)まで、開催しています。
昨年益子に滞在したフィリップ・リーチさんとクリス・キーナンさん。二人が益子の土と釉薬を使って制作した作品と、滞在中の写真を拡大して展示しています。
各作品からは、普段と異なる素材で作陶することの面白さと難しさが感じられるかと思います。
こちらは入場無料で、会場内は撮影自由になっています。滞在を記録したパンフレットも無料で配布してますので、あわせてお手にとってみてください。

フィリップ・リーチさんの作品。
 
クリス・キーナンさんの作品もずらり。
 

今、3人目のアーティストのリサ・ハモンドさんが滞在制作中です。リサさんは日本のやきものに強い影響を受けている陶芸家です。日本のやきものは海外の人の眼にはどのように映っているのでしょうか。3月1日(日)にはリサさんのお話が聞ける講演会と交流パーティーがあります。(詳細はこちら) ぜひ気軽にのぞいてみてください。

[YM]