2015年12月22日

【明日!】クリスマス・コンサート&年末年始に関するお知らせ

今年はしばらく暖冬傾向でしたが、ここ数日、急に寒くなってきましたね。
皆さま風邪などひかれていませんでしょうか。

益子陶芸美術館ではここ数年恒例になりました、歌と伴奏によるクリスマスコンサート。今年は明日、12月23日(水・祝)に開催します。
午前11:30〜と、午後1:30〜の2回行います。(プログラム等の詳しい情報はこちら。)

暖かい室内での演奏になります。ぜひ、クリスマスならではの音楽を聴いて、心も体も暖まってみませんか。

なお、年末年始は12月25日(金)〜1月1日(金)が休館となります。年明けは、1月2日(土)からスタートです。開催中の岡部嶺男展はいよいよ1月17日(日)まで、その後は「加守田章二と益子の現代陶芸」展、さらに2月には益子国際工芸交流事業2015 成果展と続きます。

今年もあっという間でしたね。皆さまにとって2016年がさらに良い一年となりますように…来年も当館をどうぞよろしくお願い申し上げます。

[YM]

2015年11月12日

【益子国際工芸交流事業】クライヴ・ボウエンさんと一緒にスリップウェアのお皿をつくろう!(ワークショップ)


今回交流事業としては新たな試みになりますが、
招聘作家のクライヴ・ボウエンさんと一緒に
好きな絵柄のお皿を作ることができるワークショップを開催します。

クライヴさんが形作ったお皿に白泥(スリップ)をかけて乾かします。
そこに、みなさんの好きな模様を引っ掻いてもらいます。
それに釉薬をかけて焼いた後、ご自宅で使っていただけるというものです。

人数限定の企画ですので、参加ご希望の方はお早めに申し込みください。


「イギリス陶芸家クライヴ・ボウエンさんと一緒に、
スリップウェアのお皿をつくろう!」

日 時:11月23日(月・祝)13:30〜15:00
場 所:益子国際工芸交流館アトリエ(陶芸メッセ・益子内)
参加費:約20cmの平皿 1枚1000円
講 師:クライヴ・ボウエン(イギリス陶芸家)
持ち物:エプロンまたは汚れても良い服装、手拭き用タオル
※定員20名に達し次第、締め切りとさせていただきます。
※出来上がった作品は、後日発送(着払い)または美術館受付でのお渡し
 のどちらかとなります。
※場所の詳細に関しましてはHPをご覧ください。
 http://www.mashiko-museum.jp/access/index.html

《申込方法》
下記項目をお電話にてお申し込みください。(FAX、Eメールも 可)
①氏名(年齢)、②参加人数、③個数、④日中連絡のつく電話番号、⑤Eメールアドレス

益子陶芸美術館/陶芸メッセ益子(受付時間 9:30〜16:00)
TEL/0285-72-7555
FAX/0285-72-7600
E-mail/m-tsukimura@mashiko-museum.jp


[MT]

2015年11月10日

【益子国際工芸交流事業】クライヴ・ボウエンさん公開制作 本日


現在、イギリス陶芸家クライヴ・ボウエンさんが益子国際工芸交流館に滞在されています。(10月23日〜12月9日まで)
益子に来た次の日から制作を開始し、益子の土と釉薬を使っての作陶に挑戦中です。
写真は、テスト窯のためにタイルにスリップを施しているところです。

本日、クライヴさんの最初のイベントとなる公開制作が行われます。

14時〜16時 陶芸工房(陶芸メッセ・益子内)にて

公開制作は通訳はありませんが、工房の中に入って近くで作陶する様子をみていただいたり、直接コミュニケーションをとれる貴重な機会になります。

公開制作は
今日と18日(水)、26日(木)の全部で3回です。

ぜひ、少しでも興味のある方は工房を覗いてみてください。


[MT]

2015年11月6日

「岡部嶺男展」ギャラリートークを行います。


秋の陶器市も盛況のうちに終わり、益子は閑静な日常に戻りつつあります。
当館敷地内の紅葉もちょうど見頃を迎えています。

今週末、現在開催中の「岡部嶺男展」のギャラリートークを行います。
講師は唐澤昌宏・東京国立近代美術館工芸課長です。唐澤さんには、当館展示室で作品を前に解説をしていただきます。

参加ご希望の方は、11月8日(日)午後2時に当館展示室にお集まりください。
事前予約不要です(観覧券は必要になります)。
唐澤さんは、ご自身も2007年に開かれた岡部嶺男の大規模な回顧展を企画されるなど、嶺男作品に対する造詣が大変深いことで知られています。貴重なお話を聞けるこの機会にぜひ会場までお運びください。

岡部嶺男展の詳細はこちら


[YM]

2015年10月6日

【企画展】「岡部嶺男展」が始まりました。


益子陶芸美術館では現在、陶芸家・岡部嶺男(1919〜90)の作品を紹介した企画展を開催しています。
岡部嶺男は、織部縄文から青瓷まで作風を多様に展開させた現代陶芸の巨匠であり、近年再び注目されている陶芸家の一人です。益子では初めての本格的な回顧展になります。
また、11月8日(日)午後2時よりギャラリートークを行います。講師として唐澤昌宏・東京国立近代美術館工芸課長をお招きし、作品を前にしながら解説をしていただきます。事前予約不要・参加無料(要入館券)です。ぜひあわせてご参加ください。







「―天才陶芸家の軌跡―岡部嶺男展」

[会場] 益子陶芸美術館(栃木県芳賀郡益子町益子3021)
[会期] 2015年10月4日(日)~2016年1月17日(日)
[開館時間] 9:30~17:00 (11月〜1月は16:00閉館)*入館は閉館30分前まで
[休館] 月曜(祝日の場合は翌日)、11月5日(木)、12月25日(金)〜1月1日(金)
*11月2日(月)は秋の陶器市期間中につき開館
[料金] 一般600(550)円、小中学生300(250)円、65歳以上300円(要証明)
*( )内は20名以上の団体


[YM]

2015年9月29日

【益子国際工芸交流事業】 クライヴ・ボウエン[イギリス・陶芸家]



益子国際工芸交流事業では、この秋4人目のゲスト・アーティストとしてイギリス陶芸家のクライヴ・ボウエンを招聘します。
クライヴさんは、北デボンでスリップウェアの再生に取り組み、復活させた第一人者です。
約7週間の滞在中、益子の素材を使用しての作陶、実演ワークショップ、講演会などの交流イベントなどを企画していますので、ふるってご参加ください。


クライヴ・ボウエン Clive Bowen [ 陶芸家・イギリス]

滞在期間:10月23日(金)~12月9日(水)


関連イベント
<実演ワークショップ>
11月28日(土) 13:30~14:30
【場所】陶芸工房(陶芸メッセ・益子内)
※入場無料、当日先着順、通訳あり

<記念講演会>
12月6日(日) 13:30~14:30
【場所】益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)
※入場無料、当日先着順、通訳あり

<公開制作>
11月10日(火),18日(水),26日(木) 14:00~16:00
【場所】陶芸工房(陶芸メッセ・益子内)

Workshop* by Clive Bowen
28th November 1:30pm-2:30pm
Pottery Studio(at Mashiko Museum of Ceramic Art)

Slide Lecture* by Clive Bowen
6th December 1:30pm-2:30pm
Mashiko Arts & Crafts Residence(at Mashiko Museum of Ceramic Art)
*Admission Free, on first-come basis on the day

Open Studio
10th,18th,26th November
2:00pm-4:00pm
Pottery Studio(at Mashiko Museum of Ceramic Art)


略歴
1943年        カーディフ生まれ
1965-69年   マイケル・リーチに師事
1970年        ブラナム社でロクロ師として1年働く
1971年        シェビア・ポタリーを設立(北デボン・シェビア村)

1943            Born in Cardiff
1965-69       Apprenticed to Michael Leach
1970            A production thrower at CH Brannam Ltd.
1971            Founded Shebbear Pottery , Shebbear Devon


作家のことば
私が作るうつわのかたちや機能は、中世イギリスの水差しや日本の初期の丹波焼のかたちに遡ることができます。それらを単に真似するだけではなく、新しく作り変えていきたいと願っています。2009年に初めて来日しましたが、それは感動に満ちた時間となりました。何年も作っていなかったかたちを見直し、また新たなかたちを探求するきっかけとなりました。「日常のうつわ」と大まかに呼ばれるものの中には、一度の人生では全ての可能性を探りきれないほどたくさんのかたちが存在します。
私はあらゆる文化において無名の職人たちによって作られた名もなきうつわや、それらに宿る活力と新鮮さを愛しています。
自分が作るうつわは、ただ棚にさびしく置かれるのではなく、毎日使われてほしいと思います。それらは日常生活の楽しさと料理のおいしさをより高めるものであってもらいたいと願っています。

The form and function of my work can be traced back to centuries-old pots such as English mediaeval jugs and early Tamba ware from Japan. I hope that I am re-inventing them and not merely imitating them. My first visit to Japan, in 2009, was an inspiration, causing me to look again at forms I hadn’t made for several years as well as exploring new shapes.
There is such a wealth of forms contained within what we might loosely call ‘domestic ware’ that one lifetime is not enough to begin to explore all the possibilities.
I love anonymous pots made by unknown craftsmen from all cultures and their feeling of life and freshness.
I want my pots to be used, not merely to sit in isolation on a shelf. I want them to be used to enhance the enjoyment of everyday life and of good food.




[MT]

ドナ・スティールさん講演 ありがとうございました


土祭関連企画展示「ディッチリング工芸村から益子工芸村構想」は終了いたしました。
ドナ・スティールさんの講演会と併せまして、
ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。

講演会では
濱田庄司が訪れた頃のディッチリング工芸村や美術館の様子など、
とても興味深いお話をしていただくことができました。


今回ドナさんは、ご主人のマイクさんとともに初めて日本に来られたそうです。
益子参考館や日下田紺屋をご案内していただき、
お二人とも建物や資料、展示物を興味深そうに見ていらっしゃいました。

濱田さんと日下田さんは以前ディッチリングを訪れたことがあり、その時の話や、
日下田さんがバイブルだというディッチリングの染織家エセル・メイレの著書「ベジタブル・ダイ」
を見ながら染織についての話などもされていました。


4日間という短い滞在でしたが、益子を楽しんでいっていただけたのではないかと思います。




[MT]


2015年9月18日

ドナ・スティールさん講演会/「ディッチリング工芸村から益子工芸村構想」展

益子陶芸美術館で行われる、土祭関連企画についてご紹介します。
現在、第三展示室では「ディッチリング工芸村から益子工芸村構想」展を開催しています。



土祭関連企画「ディッチリング工芸村から益子工芸村構想」展

会   期 : 開催中~9月28日(月)
開催時間 : 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

開催中無休、入場無料
※企画展示「濱田庄司の欧米紀行」は、27日までとなります。


濱田庄司は1920年から3年間の英国滞在中にディッチリングという村を何度か訪ねました。そこで出会った工芸と暮しぶりに共感し、日本へ戻って益子を仕事場と定めると、民藝運動を背景に、益子に根付く工人を集め、それらの技術を工芸的なものに昇華しようと考えたのです。第二次世界大戦により、その構想は実現には至りませんでしたが、濱田の心の中で構想は生き続けたようです。本展示は濱田の工芸村構想の源泉の一つとなったディッチリングの工芸村と益子工芸村構想を写真と資料によって紹介します。




そして、明日、イギリスのディッチリングよりドナ・スティールさんをゲストにお迎えして講演会を行っていただきます。


記念講演会 ドナ・スティール
(ディッチリング・ミュージアム 学芸員)
「ディッチリング工芸村-心と思想の集まり

日   時 : 9月19日(土)午後2時~
場   所 : 益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)

聴講無料、当日先着順


ウィリアム・モリスの時代からディッチリング工芸村ができるまでのさまざまな歴史的人物の物語と、若き濱田庄司がそこで受けた影響について語っていただきます。

ふるってご参加ください。みなさまのご来場、お待ちしております。




[MT]




2015年9月4日

【お知らせ】土祭開催に伴う臨時開館・駐車場規制について


開催中の「濱田庄司の欧米紀行」展も、残り1ヶ月弱となりました。
濱田庄司がイギリスやアメリカで制作した作品など、普段はなかなかみることができない作品を展覧しています。現代のイギリス人作家たちの作品も必見です。

このたび益子町全体で開かれる「土祭」の開催に伴い、当館は9月8日(火)から27日(日)まで、毎日開館いたします。
土祭関連企画展示「ディッチリング工芸村から益子工芸村構想」も13日(日)から期間限定で行います。ぜひあわせてお運びください(「ディッチリング〜」のほうは9月28日(月)まで開催します。28日は第3展示室とサロンのみ開館となります)。

なお土祭期間中は、当館遺跡広場周辺の駐車場はご使用ができなくなり、ご迷惑をおかけいたします。お車でお越しの際は、旧濱田庄司邸前や城内坂側の駐車場をご利用ください。(*駐車スペースには限りがございますのでご注意ください。周辺地図はこちら



[YM]

2015年8月1日

ワークショップ オリジナルロッキング・ボウルをつくろう!



とても暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
冷房をうまく取り入れ、熱中症には充分ご注意くださいね。


「濱田庄司の欧米紀行-益子陶芸美術館・海外作品コレクションより-」
の関連企画としまして、明日8月2日
ワークショップ「オリジナルロッキング・ボウルをつくろう!」を行います。

本展で紹介しているイギリス陶芸家クリス・キーナンさんは、
昨年秋に益子国際工芸交流事業で招聘し、益子に6週間滞在制作しました。
今回はクリスさんの代表的な作品、『ロッキング・ボウル』の形の器に
絵付けを体験していただきます。

まだ少し定員に空きがありますので、当日会場でも参加を受け付けます。
数がなくなり次第終了となりますので、お早目にご来場ください。

また、会場は益子国際工芸交流館アトリエで、
陶芸メッセ敷地内、美術館下方・東門の横にございます。



・ 概要

日 時:2015年8月2日(日) 13:30~16:00(受付 13:30~15:30)
場 所:益子国際工芸交流館 アトリエ(陶芸メッセ・益子内)
講 師:阿部 智也(益子陶芸美術館 陶芸工房スタッフ)
参加費:1つ 400円 一人3つまで
持ち物:エプロンまたは汚れてもよいTシャツ、手拭き用タオル

※出来上がった作品は、工房で焼成し、8月後半に着払いでの郵送もしくは、
 美術館受付でのお渡し、のどちらかとなります。


・ 申込みの際に必要な情報

①氏名(年齢) ②参加人数 ③個数 ④日中連絡のつく電話番号 ④Eメールアドレス

ご不明点は下記にてお問い合わせください。


益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子3021
Tel 0285-72-7555

皆様のご来場、心よりお待ちしております。



[MT]

2015年7月9日

【次回展の予告】濱田庄司の欧米紀行


現在開催中の「新収蔵品展-益子を中心に-」は7月12日(日)までとなりました。
次回の企画展についてお知らせします。



「濱田庄司の欧米紀行―益子陶芸美術館・海外作品コレクションより―」


[会場] 益子陶芸美術館(栃木県芳賀郡益子町益子3021)


[会期] 2015年7月18日(土)~9月27日(日)

[開館時間] 9:30~17:00 *入館は閉館30分前まで

[休館] 月曜(祝日の場合は翌日) *9月8日(火)〜27日(日)は無休

[料金] 一般600(550)円、小中学生300(250)円、65歳以上300円(要証明)

*( )内は20名以上の団体



<主な出品予定作家>

  • 濱田庄司 Shoji Hamada
  • バーナード・リーチ Bernard Leach
  • ルーシー・リー Lucie Rie
  • ハンス・コパー Hans Coper
  • ウィリアム・ステート=マレー William Staite Murray
  • フランシーヌ・デル・ピエール Francine Del Pierre  ほか

***


新収蔵作家
  • E. B.フィッシュリー E. B. Fishley
  • レイクス・ポタリー作品 The Lakes Pottery
  • ジャネット・リーチ  Janet Leach
  • リチャード・バターハム Richard Batterham
  • フィル・ロジャース Phil Rogers
  • エリザベス・フリッチ  Elizabeth Fritsch
  • マーティン・スミス Martin Smith
  • ジェニファー・リー Jennifer Lee
  • ティナ・ヴラソプーロス Tina Vlassopulos
  • エドモンド・ドゥ・ヴァール Edmund de Waal
  • ジュリアン・ステア Julian Stair
  • クリス・キーナン Chris Keenan
  • カリーナ・シスカート Carina Ciscato
  • サン・キム Sun Kim
  • ウォルター・キーラー Walter Keeler
  • リサ・ハモンド Lisa Hammond


関連ワークショップや同時開催の企画も予定しています
詳細はこちらのブログでも告知してまいります。あわせてチェックしてみてください。


[YM]

2015年6月2日

東工大 POTTERY CAMP 2014-2015 成果報告展

ただいま、第三展示室にて
「東工大 POTTERY CAMP 2014-2015 成果報告展」
を開催しております。

東工大、附属高校の学生の有志が
陶芸メッセ内ののぼり窯で焼いた作品や、
作陶から窯焼き、講評までの様子が展示されています。

4月まで交流館に滞在していた招聘作家
リサ・ハモンドさんの作品もこの時の窯焼に入れてもらい
集合写真にも一緒に写っています。

学生たちが益子焼に触れ、のぼり窯で自分たちの作品を焼き
素直に表現したり、思い思いに楽しんでいる様子が
印象的でした。

こちらは6月26日(金)まで。
入場無料になります。


入口



学生の作品とバナー



学生の自己紹介と感想なども


益子の土と釉薬で試みた学生たちの個性をぜひ見にきてください。




[MT]



2015年4月29日

「新収蔵品展―益子を中心に―」、開催中です。


本日4月29日(水)から5月6日(水)まで、恒例の「益子 春の陶器市」が行われます。
陶芸メッセ内・遺跡広場もさっそく、多くの人でにぎわっています。美術館も期間中は無休です。




現在、美術館では「新収蔵品展―益子を中心に―」が開催中です(7月12日(日)まで)。
特におすすめなのは、加守田章二のコーナー。代表的な作風である「曲線彫文」の器をはじめ、おそらく試作として手がけたと思われる新鮮なかたちの作品などを一堂に展示しています。加守田が作り出した造形の力強さと美しさをあらためて感じていただけるはずです。





5月2日(土)・3日(日)には、旧濱田庄司邸で茶会も催されます。
ぜひあわせてお運びください。

(陶器市後の5月7日(木)・8日(金)は休館となりますのでご注意ください!)


[YM]

2015年4月10日

桜の季節



東門前の枝垂れ桜





美術館前のソメイヨシノと河津桜


メッセの敷地内には、いろんな種類の桜の木があります。
おとといの雪にはびっくりしましたが、散りきらずにまだきれいに咲いています。
そしてこれから咲く、山桜もあります。

まだ寒い日と暖かい日を繰り返していくとは思いますが、
春の散歩は気持ちが晴れやかになりますね。


4月7日にリサ・ハモンドさんがイギリスに帰国されました。
帰るまでの数日間は雨の予報が多く、
桜を見てから帰れるかなとおっしゃっていたのですが、
成田空港までの車からもたくさんの桜を見ることができました。


今月末には春の陶器市が始まります。
http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/

毎年たくさんの方が来られる陶器市ですが、
期間中は混雑が予想されますので
来られる際にはお気をつけていらしてください。



[MT]



2015年4月3日

リサ・ハモンドさん 東工大窯出し・講評会

東工大POTTERY CAMPの窯出しが終わり、
本日交流館アトリエにて講評会が行われました。

窯出しは、学生たちがいっせいに運んだので、
あっという間にたくさんの作品が窯の外に並べられました。
その作品たちも、色がよく出ていて、それぞれの味があり、
おもしろいものがたくさんありました。

リサさんは今回、いろいろな種類の土で作陶に挑戦したのですが
面白い表現として完成したものやうまく形にできなかったものもありました。
しかしながら普段使わない釉薬をいろいろ組み合わせ
リサさんのスタイルで完成度の高い作品がいくつもでき、
ご本人にとっても面白い窯焼きになったのではないかと思います。






東工大の学生と生徒は班ごとに別れて展示をし、
作品の前で焼きあがってみた感想や考察をプレゼンテーションをしていました。



リサさんも参加した感想や普段の窯焼きとの違いなどについて
話していただきました。
大塚町長も興味深そうにリサさんの作品について話を聞いています。


こちらは最後に桜の咲いた交流館前で、
みんなの名前入りの記念プレートを持っての記念撮影です。


関係者の方々、ご協力いただいた方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。




[MT]

2015年4月1日

リサ・ハモンドさん 東工大POTTERY CAMP

リサ・ハモンドさんの実演ワークショップと公開制作も終わり、
いよいよ滞在も終盤です。

3/27(金)にリサさんが参加させていただいている
『東工大POTTERY CAMP』の窯焼きが行われました。
その様子をリサさんとパートナーのマイクさんも一緒に見学しました。

※『東工大POTTERY CAMP』とは
東京工業大学の科学・技術の基礎を学ぶ学生や生徒たちが
「ものをつくることとは何か」を肌で学ぶという趣旨で
益子の土と釉薬を使い、陶芸メッセののぼり窯で
陶芸・窯焼きを体験する教育プロジェクトです。
2013年から始まり、今回が2回目です。


前日から窯に火を点け1日かけて室内の湿気を抜き、この日が本焼きでした。

益子の陶芸家の方々の協力のもと薪をくべながら温度を上げていき、
窯内の温度が約1280℃までなったところで(この時、夜8時はまわっていました)
一気に大口へ薪をくべると窯のあらゆる口から炎が吹き上がります。
その後の横の小さな穴から薪をくべるのには学生も参加し、
交代しながら焼き続け、窯焼きが終了したのは朝方だったそうです。

リサさんは普段ロンドンでガス窯を焚いていて、
益子の焼き方をしっかりと見ていらっしゃいました。





そして本日、一足先に
リサさんの作品が多く入っている4番目の部屋の窯出しをしました。



とてもたくさんの作品が工房に並び、
リサさんも出来具合をじっくりと眺めていました。


明日は、東工大の学生と生徒たちも来て
他の部屋すべての窯出しをします。

どのように焼きあがっているか、、
成功を願って明日を迎えたいと思います。




[MT]

2015年3月29日

「表現するうつわ」展は閉幕しました。


昨年11月より開催してきました企画展「表現するうつわ―イギリス現代陶芸の精神―」は、本日3月29日(日)をもちまして閉幕いたしました。

100日余りという長期にわたる展覧会でしたが、継続的にお客様にお運びいただくことができました。イギリスの現代陶芸という、あまり馴染みのない分野の企画展であったかと思いますが、ご来場くださいました皆様をはじめ、図録を手にとってくださった方やお電話でお問合せくださった方、ご関心をお寄せくださいました皆様に心より御礼申し上げます。また、本展を取り上げてくださったメディアの皆様に深謝いたします。

そして、本展の実現にあたり多大なご協力をいただきました作家の皆様、関係各位にあらためて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

本展が、イギリスの陶芸に興味を持つ、あるいはまた現代におけるやきものの持つ魅力を見つめ直す、ちょっとしたきっかけとなりましたならば幸いです。ちょうど4月11日から「ルーシー・リー展」が茨城県陶芸美術館さんで始まりますね。こちらもとても楽しみです。

当館は3月30日(月)から4月3日(金)まで、展示替えのため休館となります。

次回展は4月4日(土)スタートの「新収蔵品展―益子を中心に―」です。
益子のやきものの展示を楽しみにしてこられた皆様、お待たせいたしました。
この展覧会では、特に加守田章二の今まで一般に知られることのなかった作品が必見です。
当館ウェブサイトにも情報をアップしますのであわせてご覧ください。

次回展の頃は、きっと桜も見ごろを迎えているかと思います。お花見がてら、ぜひご来館ください。

[YM]

2015年3月28日

「表現するうつわ」展は明日までです。


益子もすっかり春らしい陽気に包まれてきました。
昨年11月から当館で開催してまいりました「表現するうつわ―イギリス現代陶芸の精神―」展は、いよいよ明日3月29日(日)までです。どうぞお見逃しなく!

次回展は、4月4日(土)より「新収蔵品展―益子を中心に―」を予定しています。
詳細は後日あらためてお知らせいたします。

[YM]

2015年3月11日

梅の花


美術館前の遺跡広場では

少しだけ(2本?)梅の木があるのですが、

今ちょうどピンクの花が咲いています。


写真を撮った日は雨だったので

少し暗くて残念ですが、

晴れた日は綺麗に見られるはず。


暖かくなってきて

なんだか外を歩きたいような気分の

そんなときにはぜひ

外をゆっくり歩いて春を探してみてくださいね。



[MT]

2015年3月6日

リサ・ハモンドさん 実演ワークショップ

少しずつ暖かい日も増えてきましたね。
春の陽気を感じるようになってきました。

3月1日は記念講演会でした。
この日は一日中雨でしたがたくさんの方にご来場いただきました。
足元の悪い中、誠にありがとうございました。


終了後のレセプションでは、
みなさんリサさんの作品を手に取りながら質問したり、
普段の作陶について一緒に話していました。

そしてまた、今週末には実演ワークショップを開催します。

*   *   *   *   *   *

詳細:
実演ワークショップ※1
3/8(日)13:30~14:30(終了後にレセプションを行います)
場所:陶芸工房(陶芸メッセ内 旧濱田邸となり)

※1 入場無料、当日先着順、通訳あり

普段からソーダ釉や志野釉を制作されているリサさんに
茶碗と大壷のデモンストレーションをしていただく予定です。

せっかくの機会ですので、益子の陶芸家の方、他の地域の陶芸家の方、
陶芸家ではない方などたくさんの方に見に来ていただけたら嬉しいです。

講演会と同様に終了後1時間程度のレセプションの時間を用意しています。
リサさんとの交流の時間として自由にご参加ください。



また、現在美術館で開催している
フィリップ・リーチさんとクリス・キーナンさんの作品展も
3/8までになります。入場無料になりますのでぜひ併せてご覧ください!

*   *   *   *   *   *

詳細:
益子国際工芸交流事業2014
アーティスト・イン・レジデンスin益子
ーフィリップ・リーチ+クリス・キーナンー

~3/8(日)9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
場所:益子陶芸美術館 第3展示室

※ 入場無料

*   *   *   *   *   *




写真は、第1回目の公開制作(2/21)の様子です。
右側に写っているのは、最初の2週間だけリサさんと一緒に滞在していた弟子のダレンさんです。


今回の滞在でリサさんは、
陶芸メッセ内、陶芸工房前にあるのぼり窯で行われる
『東京工業大学 POTTERY CAMP』 の窯に作品を入れさせてもらいます。
現在、益子の土や釉薬を使っての作陶に挑戦中です。

こちらの窯焚きは、3/27~28にかけて行われます。(見学自由となります)


イギリスの土との違いを感じながら、リサさんがどのように表現をするか
私たちスタッフもとても楽しみです。


[MT]

2015年3月1日

リサ・ハモンドさん記念講演会


本日、招聘作家リサ・ハモンドさんの記念講演会です。


13時30分~14時30分
益子国際工芸交流館アトリエにて
(陶芸メッセ内、東門手前・濱田邸右側の新しい木の建物です。ポスターを目印にいらしてください)

※入場無料、通訳あり

リサさんの普段のソーダ釉や志野釉での作陶や
若手作家の育成の活動などについてお話していただきます。

また終了後、お茶を飲みながらリサさんと交流していただける時間を設けました。(1時間程度)


今日は一日雨の予報ですが、足下にお気を付けていらしてください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。





[MT]

2015年2月24日

「表現するうつわ」展、残り約1か月です。


昨年11月にスタートした「表現するうつわ―イギリス現代陶芸の精神―」展。
会期はまだまだあるな…と思っていたのですが、気づけば残り1か月ほどになりました。

ご存じの方も多いと思いますが、実はイギリスはヨーロッパの中でも陶芸大国で、一般に知られている以上に陶芸が盛んです。本展の見どころは、そのイギリスの旬な現代陶芸を観られるところ。今、日本国内でこういった機会は(おそらく)ほとんどないと思います。

鑑賞時のポイントとして… 今回、メインに紹介しているのは19名の作家で、いずれも器のかたちをした作品ですが、中身は多種多様です。その中には、純粋にかたちとして美しい器の作品もあれば、器形をしたコンセプチュアルな作品もあります。一人でも、あるいは一作品でも、「面白い!」と思えるものを見つけていただけたらと思います。

3月29日(日)まで開催中です。






もう一つ、「アーティスト・イン・レジデンス in 益子」展も3月8日(日)まで、開催しています。
昨年益子に滞在したフィリップ・リーチさんとクリス・キーナンさん。二人が益子の土と釉薬を使って制作した作品と、滞在中の写真を拡大して展示しています。
各作品からは、普段と異なる素材で作陶することの面白さと難しさが感じられるかと思います。
こちらは入場無料で、会場内は撮影自由になっています。滞在を記録したパンフレットも無料で配布してますので、あわせてお手にとってみてください。

フィリップ・リーチさんの作品。
 
クリス・キーナンさんの作品もずらり。
 

今、3人目のアーティストのリサ・ハモンドさんが滞在制作中です。リサさんは日本のやきものに強い影響を受けている陶芸家です。日本のやきものは海外の人の眼にはどのように映っているのでしょうか。3月1日(日)にはリサさんのお話が聞ける講演会と交流パーティーがあります。(詳細はこちら) ぜひ気軽にのぞいてみてください。

[YM]

2015年1月30日

アーティスト・イン・レジデンス リサ・ハモンドさん

2014年5月に益子国際工芸交流事業が始まり、それ以来フィリップ・リーチ氏とクリス・キーナン氏の2人のイギリス人陶芸家をお迎えしてきました。

そしてもうすぐ、第3回目のゲストアーティストとして、ロンドン在住の陶芸家リサ・ハモンドさんを招聘します。
リサ・ハモンドさんは交流事業初の女性の招聘作家です。大学で陶芸を学び、23歳で最初の工房を設立。ソーダ釉の先駆的な研究を重ねてきました。2004年には岐阜県美濃に3か月滞在し、陶芸家高橋利通との交流から志野に興味を持ち、ソーダ釉と並行して志野釉を作品に用いるようになりました。日常生活に使うテーブルウェアやキッチンウェアのほか、茶碗や酒器、大壺などを手掛けています。また母国では、自身の作陶だけでなく、後進の育成にも尽力しています。

交流の場として関連イベントもご用意しておりますので、ぜひお運びください。


リサ・ハモンド Lisa Hammond
滞在期間:2015年2月15日(日)~4月6日(月)


◆ 関連イベント ◆

<記念講演会>※1
3/1(日)13:30~14:30(終了後にレセプションを行います)
場所:益子国際工芸交流館

<実演ワークショップ>※1
3/8(日)13:30~14:30(終了後にレセプションを行います)
場所:陶芸工房(陶芸メッセ内 旧濱田邸となり

※1 入場無料、当日先着順、通訳あり


<公開制作>※2
2/21(土)、27(金)
3/5(木)、11(水)、17(火)14:00~16:00
場所:陶芸工房(陶芸メッセ内 旧濱田邸隣

※2 入場無料、通訳なし





略歴
1956年 ロンドン生まれ
1974-78年 メッドウェイ美術大学(ケント)
1994年 メイズヒル・ポタリーを設立(ロンドン・グリニッジ)

主な活動歴
1999年 "Below the Salt"展(ポーツマス美術館、ノッティンガム美術館)
2003年 高橋利通と二人展(瑞浪芸術館)
2007年 個展(益子陶芸美術館) ほか 個展・グループ展 イギリス国内外にて多数
2008年 若手育成を目的とした公益信託「Adopt a Potter」を創設


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


配布いたしましたチラシに1点誤りがありました。

○チラシ表 「Lisa Hammond」の文字のとなりにある滞在日程

誤:「2.15SUN-4.6TUE
正:「2.15SUN-4.6MON

ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。




[MT]


2015年1月26日

「アーティスト・イン・レジデンスin益子」展を開催します。


昨日の「表現するうつわ」展ギャラリートークにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

この「表現するうつわ」展ではイギリスの陶芸に焦点を当てていますが、今年度の益子国際工芸交流事業でもイギリスから陶芸家を2名招聘し、益子で滞在制作をしていただきました。

このたび、その二人であるフィリップ・リーチさんとクリス・キーナンさんの滞在の成果を紹介する小企画展を開催します。

イギリスの作家が益子の土と釉薬を使って作陶すると、どんな作品ができるのか―。
益子とイギリスが融合した作品をぜひご覧ください。


「益子国際工芸交流事業2014
アーティスト・イン・レジデンスin益子
―フィリップ・リーチ+クリス・キーナン―」

[会場] 益子陶芸美術館 第3展示室
[会期] 2015年2月3日(火)~3月8日(日)
[開館時間] 9:30~17:00 *入館は閉館30分前まで
[休館] 月曜



2月より、閉館時間が17時となります。
こちらの企画は入場無料です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

(「表現するうつわ」展にはクリス・キーナンさんが普段作っている作品を展示しています。益子での作品と見比べるのもオススメです。ということで両方ともぜひ。よろしくお願いします!)


[YM]